エネミイ 2010/07/19 新国立劇場小劇場

ある日突然、40年前の約束と言って見知らぬ老人が2人
父を訪ねて突然やってきた。

父からは何も聞いていない姉と弟。

でも、男たちは勝手に家に上り込んでくる。

最初のシチュエーションが強引でいいですね。
昭和の強引さ、平成の控え目さ。
よく対比できている。

父親がかつて、学生運動にかかわっていて
この二人がその残党で、今は、有機農法で行いながら
活動を続けている。

姉は、30半ばで結婚できず、
結婚相談所で婚活。

弟は、派遣切りに会い、今はコンビニでバイト。
ほぼ、ニート状態。

父親は、会社でリストラ対象者を探して
首を切る部署にいる。

母親はのんきにフラメンコ。

昭和、平成の問題がてんこ盛りで、
それぞれがそれぞれの立場が全く分からなく
しかし、徐々にそれぞれの立場が分かってくる。

ニートはニートで、世の中の波の飲み込まれ
人に気を使った結果、自分を我慢することだけを
強いられる。今どきの若者だよな。

それにしても、今の30代は、三里塚闘争は知らないのだろうな。
我々が学生の時でも残党が大学にいたくらいで
今は、全くいなくなっているんだろうな。

見事な脚本だな。
蓬莱竜太の脚本、鈴木裕美の演出。

社会派の作品の中では、今年、見た中で
一番考えさせられましたね。


作:蓬莱竜太  
演出:鈴木裕美

高橋一生
高橋由美子
梅沢昌代
粕谷吉洋

高橋長英
林 隆三
瑳川哲朗

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